理事長挨拶
理事長挨拶
平素より安芸青年会議所の活動にご支援・ご協力をいただき誠に有難うございます。
□はじめに
私は、安芸青年会議所の活動範囲である北川村出身です。
入会初年度に、理事長をお預かりする事になった経緯と致しましては、愛してやま
ない自身の故郷を含む高知県東部がどんどん寂れて衰退していく事を目の当たりに
して、私がこの地域の役に立てる事は無いかと考えており、そんな中ご縁を頂き青年
会議所の門を叩かせていただきました。
□理事長就任に際して
安芸青年会議所は、幾度となく存続の危機に瀕してきました。
2020 年には、LOM 解散の話が浮上しましたが 2021 年に存続が実現し、今日に至っ
ておりますが、メンバーの殆どがアカデミー会員ということもあり事業の質が安定して
おりません。
そして、安芸青年会議所は 1957 年設立当初、安芸市のみでの活動でしたが、
2017 年高知県東部 9 市町村(芸西村、安芸市、安田町、馬路村、田野町、奈半利
町、北川村、室戸市、東洋町)へと活動地域を拡大しました。
しかし、これらの地域は 2040 年迄には 9 市町村中 7 市町村が存続不可能と言わ
れている地域です。まさに、この地域が持続可能か否かの過渡期に差し掛かってい
ると言えます。
そのような中で、安芸青年会議所第 66 代理事長の職を預からせて頂くことになり、
東部 9 市町村の人財と、自分たちの地域を如何に輝かせることが出来るかという使
命を感じております。
□成すべき姿
『自分は何の為に生まれてきたのか。』
あなたは、考えた事がありますか?一度や二度は、人生において迷い、壁に向かい
涙をのんだ経験があるはずです。
リーダーという存在は、“長”を預かる上で仲間と共に歩む方向を示し、どのように
歩んでいくのかを常日頃から考え実践し続けていく必要があります。 そのリーダーこ
そが我々、JAYCEE なのです。
JC は発展と成長の機会を提供する組織であり、地域にとって若者は財産であり、
学びの中でこそ資質が向上します。
そして、活動の中でこの地域を知り、可能性を探求していく事により率先して地域を
牽引するリーダーが育成されていくと確信しております。
その上で視点を変え、常識や既成概念に捉われない新しいアプローチに挑戦する
事で新たな価値が創造され、地域のまだ見ぬ魅力が生まれるはずです。
そのようにして得た英知と勇気と情熱こそが困難を乗り越えるための矛となり、そこ
で得た仲間こそが一緒に地域を守ってくれる盾と成る事は言うまでもありません。
我々が、己の使命感に志しを持って自ら率先して行動していく事がこれからの地域
にとって必須です。
地域の若者に残された未来なんてありません。
だからこそ、我々JC がポジティブチェンジの精神で、明るい豊かな社会を地域と共
に築き上げるべきだと信じております。
□地域との連携
安芸市納涼市民祭の実行委員長は安芸青年会議所理事長の充職ということもあ
り、年に一度の祭を地域の各種団体と共に築き上げてきました。
しかしながら、2020 年以降新型コロナウィルス感染症拡大の影響に抗えきれず、
努力の甲斐も虚しく 3 年もの間開催を断念せざるを得ない状況が続きました。
地域の皆様に愛される伝統と歴史がある祭りです。
我々は、この大切な祭りを次世代へ紡いでいくと同時に、今まで以上に地域の夢と
希望の実現に向けて邁進していける環境を構築する事が必要です。
□おわりに
青年会議所には多種多様な人財がいて、それぞれに多種多様な地域があり、会
社が存在します。 2022 年 8 月入会の私でさえ、様々な出会いに恵まれました。地域
への志、職場への愛情、仲間との友情を真剣に考え率先して行動する、まさしく日本
をより明るい豊かな社会にすべく夢を持って活動する JAYCEE が大勢います。
これこそ青年会議所最大の魅力です。
孤独、挫折、絶望に脅える必要なんてありません。
JC には『修練』 『奉仕』 『友情』の三信条を持つ仲間が世界中にいます。ひとりじ
ゃない。まだ出逢っていないだけで、あなたにとっての本当の仲間がいると確信して
おります。
そして、2023 年度期首メンバーの半数以上が高知ブロック協議会に出向します。
その中でも第 52 代になる、高知ブロック協議会会長の輩出は、第 18 代の 1989 年
度以来の実に 34 年ぶりです。
更に 2024 年度には安芸でのブロック大会が開催を控えている状況になります。今
までブロックにコミットしきれなかった面もありますが、LOM メンバー全員で一丸となっ
て高知ブロック協議会に向き合っていきます。
一年間、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
安芸青年会議所
第66代理事長 田中 裕也
基本理念
事業計画